味噌の話 89 包装 3
アナ:いつ頃から計り売りから 袋詰めになりましたか?
宮坂:それは昭和20年代後半から30年始め頃とおもいますが、ポリエチレンフィルムの登場と関係があります。戦後石油化学工業が本格的に始動を始め、昭和20年代後半からポリエチレンフィルムが食品業界に採用されるようになりました。私も早速この新しいフィルムに着目して味噌の包装に採用しました。初めはポリエチレンの袋に1kの味噌を入れ厚紙の箱に収め包装紙で包むだけのものでしたが誰も相手にしてくれず失敗でした。ポリエチレンフィルムの欠点は水は通しませんが、酸素はスカスカに通すので、包んだ味噌が変色してしまうことです。金魚を水と一緒に入れるのはいいが食品には適しません。間もなくこの問題を解決したフィルムが現れました。ポリセロ です。これはポリエチレンフィルムにセロファン紙をラミネート(フィルムを二層 糊 で張り合わせる)したものです。セロファンは酸素を通さないこと 印刷がキレイに仕上がるので ポリ を内側に セロファンを外側にしたフィルム ができて食品業界は一斉にこの包剤に飛びつきました。しかし いろいろ問題がありました。

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